ムスリム 2012 8 19
今日は、日本人には、あまり、なじみがない、
ムスリム(イスラム教徒)について書きましょう。
現在、ムスリムは、世界人口に占める割合は、
5人に1人という比率ですが、
これが、早ければ、10年以内には、
3人に1人という比率になります。
20年以内には、世界最大の宗教人口となるでしょう。
しかし、たとえ、3人に1人がムスリムになったとしても、
イスラム教の拡大は、止まることがありませんから、
やがて、今世紀前半には、地球はイスラム教の星になってしまうかもしれません。
21世紀は、中国の時代になるとか、
いやアメリカの時代が続くと議論が熱中していますが、
「結局、両国とも、イスラムに押しつぶされて終わった」と歴史家が書くかもしれません。
このように、イスラム教は、急速に拡大を続けている宗教と言えるでしょう。
そういうわけで、21世紀は、イスラムの時代とも言えるかもしれません。
多くの日本人は、イスラム教というと、
中東を連想しますが、アフリカにも大きく広がっているのです。
イスラム教は、アフリカへ広がったと言えるかもしれません。
しかし、国別に考えれば、世界最大のイスラム教国は、
アジアのインドネシアとなります。
これは、インドネシアの発展や国力に関係しますが、
インドネシアが、イスラム教拡大の中核となるかもしれません。
そういうわけで、今後、イスラム教が東アジアへシフトする可能性があります。
つまり、アフリカへ進出が終わったら、
今後は東へ、つまり東アジアへ進出するかもしれません。
イスラム人口の多い国は、
インドネシア、パキスタン、インド、バングラディッシュの順となっています。
日本のイスラム人口は、5万人程度と言われていますが、
中国は、2000万人にもなります。
やがて、中国もイスラム大国の仲間入りとなるでしょう。
イノベーション innovation 2004 3 17
イスラム教には、イノベーションが必要です。
今のままでは、ある心配があります。
それは、20世紀で消えた共産主義が、
イスラム教運動として復活する可能性があるのです。
世界地図で、イスラム教が広まっている地域を確認してみてください。
どういう地域でしょうか。
だからこそ、イスラム教には、イノベーションが必要です。
21世紀にも通用する「改革」が必要です。
歴史を振り返れば、
イスラム社会が、「世界の中心」だった時代があるのです。
もう一度、栄光を取り戻すためには、改革が必要です。
バイト=アルヒクマ Bayt al-Hikma 2004 3 30
9世紀の前半に、
アッバース朝のカリフ・マームーンは、
バグダードに「バイト=アルヒクマ(知恵の館)」を建設しました。
ここに、多くの学者を集めて、
ギリシャ語等の学問をアラビア語へ翻訳したのです。
こうして、多くのイスラム教徒は、
ギリシャの医学、天文学、幾何学などを学び、
イスラム文明の基礎を築いたのです。